小沼光良の自作写真パネル、作り方・飾り方



自作パネル

  •  私は、パノラマ写真を多く撮りますが、パノラマのパネルは市販されていません。A3ノビも、今でこそ入手しやすくなりましたが、最近まで市販されているものが極端に少ない状況でした。このように、パネル入手が難しかったため、少々苦労して、パネルを自作しました。

  •  また、写真パネルは、写真の周囲の幅(マットの幅)が広いほど、立派になります。市販品では、この幅が広くなると、急速に高価になります。自作では、僅かなコスト増で、幅を広くすることができます。

  •  ここでは、私の自己流のパネルの作り方をご紹介します。

  •  また、私のパネルを入手された方への、使用方法等の説明も、このページでしています。特に、2型パネル(裏面が青いパネル)は、裏面に、飾るためのヒモをかけるのに、特殊な方法が必要です。


  •   ★ 概要

        ☆ 1〜3型パネルの概要
        ☆ 1〜3型パネルの比較

      ★ 作り方

        ☆ 本体の作り方(1型)(別ページ)(準備中)
        ☆ 本体の作り方(2型)(別ページ)(準備中)
        ☆ 本体の作り方(3型)(別ページ)(準備中)

        ☆ テープ巻き(別ページ)(準備中)
        ☆ テープ選択(別ページ)(準備中)

        ☆ Vカットマット作成(別ページ)(準備中)
        ☆ Vカットマット選択(別ページ)(準備中)

      ★ 飾り方

        ☆ 2型パネル(裏が青いパネル)へのヒモのかけ方
        ☆ 1型・3型パネルにヒモをかける際の注意

      ★ パネルの頒布

        ☆ パネルの頒布



    1〜3型パネルの概要

    •  いずれも、目指しているのは、市販の木製パネルに写真を貼り、黒テープを巻いて、前面をVカットマットで飾ったものと同じ仕上げです。
      •  市販の木製パネル(あるいは既製品の類似パネル=接着剤が塗布してありマットがセットになったもの)で駄目な理由は、自分のほしいサイズがないことが一番です。また、既製パネルは良いのですが、純粋な木製パネルは、大きなものになると、インクジェット用紙と相性が悪いです。さらにマット部分の広さが物足りないこと(自作なら低コストで広くできること)も挙げられます。

    •  いずれも、表からみた姿は全く同じです。裏面が違います。2型と3型の裏面の写真のみ掲載します。

    •  1型は、市販の木製パネルと全く同じものを作り、接着剤を塗布して写真を貼って、マットを自作するものです。この問題点は、接着剤をいろいろ工夫したのですが結局インクジェット用紙と相性の良いものが見つからないことです。接着剤といいましたが、問題は木材の湿気による伸縮だと思われますので、木材を使っている限りは解決できそうにありません。

    •  2型は、木を使うことをやめ、代わりにスチレンボードを使ったものです。スチレンボードだけでは薄すぎます(通常5〜7mmです)ので、厚さ2cm程度の断熱材を裏に貼ります。2型は、出来映えとしては良好で、現在も使っています。2型の問題点は、裏面がつるっとしているため、ひもを掛けるのが面倒なことです(一応可能です、詳細後述)。

    •  3型は、スチレンボードを使う点は2型と同じですが、その裏の補強として、断熱材ではなく、木製の棒を四角く組んだものを貼っています(この部分だけ見ると1型と同じです)。紐をかけやすくなっています。使ううえでは特に大きな欠点はありませんが(裏から光が当たるところで使えないなどの小さな問題はあります)、作るのは2型と比べて面倒です。

    •  3型が登場しても、決して2型が古くなったということはなく、特に3型が必要な場合以外は、今でも2型を中心に使っています。


    2型パネルの裏面


    3型パネルの裏面



    1〜3型パネルの特徴比較表

    比較項目
    1型2型3型
    作り方
    の概略
     パネル本体は、市販の木製パネルと同じです。表面は、ラワンベニヤとMDFの2種類があります。その上に接着剤を吹き付けて写真を貼ります。裏面は、厚さ12mmくらいのベニヤを棒状に切ったもので、枠状の構造物を作って貼ります。  表面はスチレンボードです。表面がRCペーパーやインクジェット用紙と、裏面が接着剤と、それぞれ相性の良いものを選んであります。平面性を出すために、裏面に建築用断熱材を貼ります。  2型と同じスチレンボードの裏に、1型と同じ木製の枠を張ります。希に、薄いベニヤを補う場合もあります。
     パネル本体の周囲には、黒いテープを巻きます。俗に水張りテープと呼ばれているものです。一人でパネルを作る時には、水張りテープを巻くのが難しいため、水の不要なパーマセルを使うこともあります(パーマセルは水張りテープの5倍くらい高価ですが、仕上がりの美しさ等はほぼ同等です)。
     仕上げにVカットマットを載せます。Vカットマット(以下マット)は、内寸が写真より1〜2cm、外寸はパネル本体より1〜2cm、それぞれ小さく作ってあります。私は、ほとんどの場合に、チクマの黒を使います。特大サイズは、特殊な高価なマットを使う場合があります。
    パネル本体
    のコスト
     木材だけなので、とても安いです。
     小さいサイズは、材料よりもカット代の影響が大。
     スチレンボードが高価。
     断熱材は、その1/3くらいです。
     目安として、A3ノビで2000円弱(多量に作る場合)。
     スチレンボードが高価。
     裏の木材は、材料は安価ですが、カット代の影響が大。
     コストは、当然ですが、板取りによってかなり違います。僅かに大きくするだけで、急にコストが上がることがあります。
    Vマット
    のコスト
     1080x780mm以内(フルパノラマのやや小さめ、A1の標準サイズまで)は、チクマの量産品マットが使えますので、安価です。目安として、A3ノビで1000円弱(多量に作る場合)。
     それより大きなサイズは、特殊なマットを使いますので、割高になります。
    平 面 性
    × 吸湿しないRCペーパー等で大きな物は、パネルの吸湿により写真が浮いてしまいやすいです。
     良好。
     ただし、気泡を入れないように張るのは、結構難しいです(特に一人で作業するとかなり難しいです)。
     小さなもの(A3ノビくらいまで)と、吸湿性のある写真は、ほぼ問題ありません。
    光透過性
     問題なし(ほぼ完全に不透明)。
     パネル板が光を少し通します。裏から光が入る所(窓など)に飾ると、パネル板の骨組みが見えてしまうことがあります。
    運送時の
    耐 久 性
    (パネル)
    (本 体)
     木製のため良好。
     運搬などの際に、角が少しつぶれやすいですが、多少つぶれていても飾ってしまうと目立ちません。
     運搬などの際に、表面のスチレンボードは角がつぶれることがありますが、裏側はつぶれないため、ほとんど目立ちません。
    運送時の
    耐 久 性
    (表面の)
    (マット)
     運搬などの際に、表面にすり傷が付いたり、角がつぶれたりしやすいです。
     市販品も同じですが。
    耐 久 性
    (経年変化)
    × 平面性に書いたように、吸湿しない紙で大きなパネルは、写真が浮きやすいです。小さなサイズは、6年ほど経ったものがありますが、問題ありません。吸湿性のある写真を張ったものは、現在手元には残っておらず、確認できません。
     4年経っていますが、何も問題は生じていません。
     何度も運搬しているため、それによる劣化の方が明らかに早いです。
     作りはじめたばかりですが、スチレンボードを使っている点は2型と同じですし、裏面は2型より丈夫な木枠ですので、問題ないと思われます。
    パネル板の
    作りやすさ
    × かなり面倒です。
     市販されていないサイズだからこそ作るものだと言えます。
     割と楽ですが、キズを付けてしまうなどにより、ロスが発生します。
    × 1型に近いですが、作業中、キズを付けないように気を遣う必要があります。ロスが発生します。
    写 真 の
    張りやすさ
    × 一人では難しいです。
     ゴミが入りやすいです。
     楽です。
     ただし、長辺が50cmを超えると、一人でやるには練習が要ります。A1などの大きなサイズは、2人以上での作業をお勧めします。
    飾りやすさ
     市販の木製パネルと同等です。
     吊りワイヤーの尻尾(パネルをワイヤーで吊り下げる場合に、ワイヤーの余った分がパネルの下に出たもの)を裏面の枠に引っかけられますので、処理が楽です。
     ヒモをかけるのに後述の作業が要りますので、人にあげるには説明が必要です。自分で飾るには、大した手間ではありません。長期間落ちないかどうか、確認できていません(数ヶ月はOK)。軽いため、飾る作業そのものは、とても楽です。ワイヤーの尻尾の処理が面倒です。
     軽いので、市販のパネルより少し楽です。吊りワイヤーの尻尾の処理が楽です。
    重   量
    落下安全性
     市販の木製パネルと同等。大型のものは、かなり重いです。落ちて人に当たったら、怪我をしやすいでしょう。
     とても軽いです。固い材料を一切使っていませんので、万一落ちても、目を直撃でもしない限り怪我はしないと思います。
     2型には負けますが、市販の木製パネルよりはだいぶ軽いです。木材の角などが当たれば、怪我をする可能性があります。




    2型パネルへのヒモのかけ方


    •  裏面に、中央をひねってヒモ状にしたガムテープを、U字型に貼り、そこにヒモやフックをかけます。
      •  できれば、ヒモをかけずに、ガムテープを直接、吊りワイヤーや壁のフックなどに引っかけて下さい。ヒモを使うと、ヒモにはパネルの重量よりも大きな張力がかかりますので、外れやすくなります。


    •  ガムテープの両端は、ひねらずに、パネルの裏面に貼り付けます。その部分に、ホッチキスを開いて4本ほど打つと、ほぼ抜けなくなります。


    •  裏面の青い断熱材には、ツルツル(微かにベトベト)した感触のものと、ザラザラした感触のものと、2種類あります。このうちザラザラのものは、ガムテープの接着力が弱いですので、テープを長めに貼るとか、ホッチキスを大きめのものを使う、何か別のものを貼るなど、できるだけ補強して下さい。それでも長期間は持ちませんので、時々、接着状態を確認して下さい。


    •  ── 写真は準備中です。m(_ _)m




    1型・3型パネルにヒモをかける際の注意


     ── 写真は準備中です。m(_ _)m


    •  裏面の枠に、U字型の釘を打ってある場合、それは、パネルを吊すワイヤーのフックを引っかけるためのものです。そこには、ヒモを結んではいけません。このU字型の釘は、横方向の力には強いですが、引っ張ったら簡単に抜けてしまいます。


    •  ホッチキスを、頭を少し出した形で打ってある場合も、それはフックの外れ止めです。やはり簡単に抜けますので、ヒモを結んではいけません。


    •  ひもは、?型、♀型の金具にかけて下さい。


    •  ?型、♀型の金具は、スペースの関係で(パネルを重ねた時に隣のパネルを傷つけないよう裏面に出っ張らないように)、やや小さいものを使用しています。普通のかけ方でのパネルの静的な重量を支えることはできますが、ヒモを強く張ったり、パネルの重量を超える強い力をかけると、抜けてしまうことがあります。大型のパネルには金具を2組以上打ってありますので、できれば予備のヒモをかけておいて下さい(予備のヒモは、少し緩めに張っておき、メインのヒモが抜けた時に初めてパネルの荷重がかかるようにしておくと、設置が楽です・・・両方のヒモに同じだけ荷重がかかるようにするのは、難しいです・・・なお、縦位置のパネルでは、構造上、金具を1組しか打っていないことが多いです)。



    パネルの頒布


    •  基本的には、ここに紹介した方法により、皆さん自身で作成して頂きたいですが、どうしても作れない方に向けて、頒布致します。

    •  ただし、商売ではありませんので、納期を長めに頂くなど、いろいろ制約があります。詳しくはご照会下さい。

    •  自分で作れるのに注文することは、ご遠慮下さい。多量のご注文は受けません。パネルの転売は禁止します。作成した(写真を張った)パネルを販売することも禁止しますが、天文普及に資する用途で原価(パネル代+プリント代)の120%以内で販売する場合、処分のため原価未満で販売する場合、その他利益が出ないように調整する場合は、構いません。