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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □                               □ ■     米国西部、奇岩と峡谷の国立公園   号外 タヒチ5 ■ □                               □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  みなさん、こんにちは。hal-9000です。  タヒチは5回の予定でしたが、第5回の分の原稿が意外に長くなり、 まぐまぐの制限を超えてしまいそうですので、これを2回に分け、全部 で6回にさせて頂きます。  今回と次回で、細かい話を中心にお届けします。  最初の3つは風に関するものですが、それ以降は順不同です。  以前ご説明したことと重複しているものもありますが、ご了承下さい。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌────┐ │湿度と雲│ └────┘  筆者は、海外で「南の島」と呼ばれるような所には、ハワイとタヒチ にしか行っていないのですが、両者を比べると、湿度がだいぶ違います。  ハワイは、暑くても、比較的カラッとしていて、湿度が低い感じでし た(ハワイ島の東側など、一部例外もあります)。  一方、タヒチは、ハワイと比べると、やや多湿です。  快適性や、洗濯などにも影響しますが(洗濯に影響するほどではない かも ^^;)、星景写真を撮る立場としては、最も気になるのが「雲」で す。  タヒチのある南緯17度付近は、通常、東風(貿易風)が吹いていま す。  日本で西風が吹いているのとほぼ同様ですが、向こうは周囲数千km が海ばかりで地形がシンプルなためか、日本と比べ、単純に東風が吹い ていることが多いです。  つまり、たいていの日には風があります。風のない日というのは、例 外的です。  湿度が高く、風があり、山がある。雲ができる条件が整っていますね。  という訳で、タヒチの岩山には、結構、雲がかかっていることが多い です。  ただ、湿度が高いといっても日本と比べれば大したことはなく、風も さほど強い訳ではなく、山もたいして高くありません。  そのため(だろうと思いますが)、雲にすっぽり覆われることよりも、 ちょっとだけ雲がかかることが多いです。  昼間の風景だと、雲一つなく晴れているよりも、ちょっとくらい雲が あった方が、良い風景だったりします。  しかし、星景写真では、多くの場合は邪魔です(稀に雲が良い雰囲気 を出すこともあります)。  特に月のない晩には、雲が黒く写りますので、雲は必ず邪魔になりま す(黒い雲をうまく活かして星景写真にまとめた、というのは、見たこ とがありませんし、私自身はそういう写真を撮りたいとは思いません)。  空の状態を、筆者が最も良く観察したのは、モーレア島にいた最初の 5晩ですが、この間、雲一つない状態は、長時間続いたのは1晩のみ、 その他の晩は「たまにそういうこともある」という程度で、ほとんどは 雲に邪魔されました。  この5晩のうち、月の明るさが程良かった最初の数日は、写真は全く 撮れませんでした。  折角の良い岩山ですが、タヒチで星景写真を撮るのは、結構難しいも のと思われます。  とはいえ、5晩のうち1晩はほぼ晴れましたので、日本よりは確率が 良いかもしれません。  日本では、例えば筆者は、毎年冬至の頃に、12時間露出の撮影のた めに、3〜10日間くらいあちこちで撮影しますが(ただし、最も天気 が安定している関東平野には行きません)、12時間続けて完全に晴れ たことは、10年近くで3晩しかありません。ほんのちょっとだけ雲が 出た日を含めても、7晩くらいでしょうか。それよりは、タヒチの方が マシだと言えます。  また、梅雨の時期については、いうまでもありません。  日本でも、季節や地方によっては、もっと確率が良いのですが・・・。 ───────────────────────────────── ┌───────┐ │東風とカヤック│ └───────┘  前述のように、タヒチ付近は、通常、東風が吹いています。  タヒチ島やモーレア島などの、ある程度大きな島では、島の東半分に いる場合と、西半分にいる場合とで、風の影響が全く違います。  筆者が旅行の最初の頃に泊まったモーレア島のペンションは、島の南 西部にありましたので、風はほとんどありませんでした。  そのため、ラグーンに全く波がなく海中が良く見えるとか、カヤック で楽に進めるなど、とても快適に過ごすことができました。  なお、風が無いといっても、台所の周囲を歩くと西側だけで匂いがす るとか、蚊取り線香の煙が傾くとかいったことがありますので、少しは 空気が流れています。  たまに、椰子の木が揺さぶられるような風が来ることもあります。  一方、東半分では、あまり海岸で長居はしませんでしたが、モーレア 島の東側では、陸地からラグーンを見た時に、いつも波が少しあって、 水中が見えにくく感じました。  タヒチ島では、東側の海岸の、波しぶきを感じる(10mくらい先で 砕けている波のしぶきが東風で少し飛んでくる)ような場所で、お弁当 を食べたこともありました。  複雑なのは、島の北側などにいる場合です。  モーレア島のインターコンチネンタル・ホテルは、島の北西角付近の、 北側に面した位置にあります。  北側というとイメージが悪いですが、あちらは南半球ですので、北側 の方が良い場所です。  インターコンチの中庭や、ビーチで泳いでいる時には、風はほとんど 感じませんでした。東側に建物があるためだと思われます。  インターコンチで風が問題になったのは、カヤックを借りた時です。  ビーチ近くでは、風はありませんので、楽に進んでいました。  しかし、ある程度沖に出た時に、突然のように、東風が吹きつけて来 たのです。  それにより、かなり西に流されました。  また西に流されると、東側で風除けになっている建物から遠ざかるた めか(あるいは風が真東ではなく少し南から吹いていて沖に流されてい るのか)、少しくらい浜辺に戻っても、風がなくなりません。  これ以上流されたら大変、とばかり、必死になって漕ぎ、何とか戻る ことができました。  3人乗りのカヤックに1人で乗っていることもあるのでしょうが、か なり大変な思いをしました。生還した!というイメージ(ちょっと大げ さ ^^;)。  なお、カヤック自体がかなり風を受けますので、カヤックの上で座る 位置が重要です。中心よりほんの少し前に座った方が、カヤックの後方 が風に流され、カヤックが常に少し風上を向くため、真横に向かって進 みやすいです。中心より後ろ、あるいはぴったり中心に座っても、風下 に向かって行ってしまいます。  なお、この風は、カヤックでは難儀しましたが、地上にいる間に問題 になるようなものではありません。 ───────────────────────────────── ┌────┐ │船の揺れ│ └────┘  これも、東風による影響です。  以前にも書きましたが、東に向かう小さな船は、波にまっすぐ乗りあ げるため、とても揺れます。  モーレアエクスプレスの船首に乗った時には、飛び跳ねてしまい、這 うようにして(ようにじゃありませんでした ^^;)船内に戻りました。  また、乗物酔いしやすい人は、薬が必須です。強力な奴を服用して下 さい。  衛生袋のご用意もお忘れなく。釈迦に説法かもしれませんが、すぐに 取り出せる所に格納しておくことが重要です。  一方、西に向かう船は、さほど揺れません。  筆者はモーレア島〜タヒチ間の船に4回(2往復)乗っていますので、 改めて、どんな揺れだったのかをまとめておきます。  なお、すべてにおいて、事前に乗物酔いの薬を飲んでいます。 (1回目の往路=西向き)モーレアエクスプレス(小さい高速艇)  多少の揺れはありましたが、乗物酔いの薬を飲んでいた安心感もあり、 あまり気にせずに、普通に船内を見て回ったり、甲板に出て写真を撮っ たりしていました。結果的に、全く酔いませんでした。  ただし、この時、船首には行きませんでした。旅客に解放された甲板 が船首にあるとは知らなかったためであり、知っていたら絶対行ったで しょう。もし行ったら、どうなっていましたかねぇ(^^;)。 (1回目の復路=東向き)モーレアエクスプレス(小さい高速艇)  これが、例の、船首で飛び跳ねた時です。すぐに船内に戻り、一番揺 れの少ない中央やや後部に座りましたが、完全にグロッキー。 (2回目の往路=西向き)アレミティ5(やや大きな高速艇)  この時は、ちょっと警戒して、船の中央やや後方で大人しくしていま おり、全く酔いませんでした。そもそも、揺れは小さく、酔いそうな気 配は全くありませんでした。 (2回目の復路=東向き)アレミティ5(やや大きな高速艇)  往路と比べるとやや揺れましたが、途中までは船の中央やや後部にて 大人しくしており、やはり酔いませんでした。タヒチに着く寸前(揺れ ないラグーン内に入る少し前)から、同じツアーの人達に絵葉書を配っ て回ったのですが、歩くと危ない(酔うかも)という不安をちょっと感 じたものの、結果的に、酔うには至りませんでした。 ───────────────────────────────── ┌──┐ │英語│ └──┘  現地の通用語は、フランス語とタヒチ語です。  英語ができるのは、観光業に携わってる人と(ただしホテルの掃除夫 などはダメ)、割とインテリな人だけです。  日本語は、全く、通じません(大きなホテルには日本人スタッフがい ますが、他では見かけませんでした)。  こちらは、フランス語は「ボンジュール」「アンドゥトロワ」「ボー ジョレーヌーボー」くらい、タヒチ語に至っては何も知りませんので、 英語で話すことになります。  空港、ホテル、レンタカーなどでは、たいてい英語が通じます。流暢 ではありませんが、こちらも同様で(^^;)、実用には事足りています。  スーパーや、ちょっとした売店などでは、ほとんどの場合、英語は全 く通じません。  ペンションも、私が行ったペンションはたまたまご主人が英語の達者 な人でしたが(流暢でした)、奥さんや従業員は全く駄目でした。  ただ、スーパーなどでは会話はあまり必要ありませんし、売店等でも 「パイナップルジュース、ワン」くらいなら通じます。  スーパーでちょっと困ったのは、チーズなどの切り売りを頼む時と、 向こう側しか開かないケースの中に陳列されているパイの類を頼む時で した。  チーズは「ワン・ハンドレッド・グラム」が通じず、店員がワラワラ と集まってきて何とか対応。  パイの類は、指差して「ジス・ワン」と頼み、「これか?」と取り出 されて「それじゃない、こっち」(何と言ったのかは忘れました ^^;) と2〜3回繰り返して、やっと買えました。  土産物店などでは、実物をレジに持って行くだけですので、会話は不 要です。  一番心配だったのは、タイヤがパンクした時で、自動車工場のお兄さ んは「フラットタイヤ」がよく理解できない様子。トランク内のタイヤ を見せたら一発でわかりました(タイヤは、別に見るからにへこんでい るという訳ではありませんでしたが)。パンク修理代は、安いです。た しか2000円くらい。このお兄さん、給料いくらなんでしょう?  以上は「話し言葉」ですが、看板の類は、結構英語のもあります。空 港、船の港などでは、英語で書いてあることを読めば足ります。  レンタカーを運転する人は、道路標識は英語ではありませんが、記号 が多いですので、筆者は特に不自由したことはありません。よくわから ない看板も時々ありますが、周囲の車の動きを見習えば大丈夫です。 ───────────────────────────────── ┌─────┐ │パンク2回│ └─────┘  自動車のタイヤのパンクなんて、そうそうめったにないと思いますが、 モーレア島で、初日と3日目の2回発生しました。  最初は初日の夕方、雨の中、暗くなり始めた頃です。前輪に「ガツン」 という衝撃を感ましたので、何かを踏んだのでしょう(車を停めて周囲 を確認しましたが、何も見当たりませんでした)。  その後しばらく走っていたら、「ペシッペシッペシッ」という音がし 始めましたので、タイヤをチェックしたところ、パンクしていました。  雨の中でタイヤ交換をするのも面倒ですし、宿泊する予定のタラリキ ビレージも見つからないことから、車の中で一泊しました(筆者は車中 泊には慣れていますが、小さな車で窮屈ですし、暑いのに窓を開けられ ないため、結構つらい車中泊でした)。  2回目は、ペンションの駐車場に駐めていた時です。朝になったら、 パンクしていました。  誰かのいたずら?と最初は思いましたが、修理するのを見ていたらパ ンクの穴はトレッド面にありましたので、やはり何か踏んだのでしょう。  2回目が、上記のお兄ちゃんにパンク修理を頼んだ時です。  1回目は、レンタカーの事務所に持って行ったのですが、修理不能と 看做され、3万円くらい取られました(保険の「フルカバレージ」って のは何が「フル」なんでしょう!?)。 ───────────────────────────────── ┌────┐ │おおらか│ └────┘  現地人の性格は、おおらかで、オープンな感じです。観光立国という こともあるでしょうが、我々がよそ者扱いされることはありません。  おおらかというのが、良い面もあるのですが、交通の運行関係などは、 ちょっと心配ですよね。  でも、飛行機はもちろん、船便も、とても正確に運行されていました。  ただ、以前も書きましたように、ダイヤの組み方が悪くて、船が3隻 立て続けに出た後、次の便が数時間後なんてことがあったりします。現 地の人は、こういうのはあまり気にしないみたいで、私と同じ頃(出港 の数時間前)にチケットを買い、待合室で平然と待っている人が、何人 もいました(私は、じっとしていられないため、土産物などを見て回っ ていましたが ^^;)。  なお、船を待っている間、大きな荷物は預かってもらえるのですが、 預けた荷物は、籠に入れて、待合室の近く(屋外)に置きっぱなしです。 もし雨が降ってきたら、おそらく待合室に入れるのでしょうが、どちら にしても、誰でも触れる所で、監視員もいません。これでも、盗まれる ことは無いのでしょうね。  因みに、待合室には、屋根はありますが、壁はありません。「室」と 呼ぶのはおかしいかも(^^;)。  運賃表や時刻表なども、ちょっと見ただけではわかりづらくて(言葉 の問題ではなく、整理されていない感じ)、「もうちょっと、こう書い てくれれば良いのに」と、つい書き直したくなるものがあります。こう いうことも、気にしていないのでしょう。というか、そんなこと考える のは、日本人だけ?  ホテルの従業員等も、人を待たせることをあまり気にしていないみた いで、その他(時間に限らず)いらいらすることも時々あります。これ は、向こうに合わせるしかないのでしょう。  私はヨーロッパやインドには行ったことがありませんが、聞くところ によると、あちらはもっとのんびりしているみたいですし(^^;)。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
           
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