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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □                               □ ■      米国西部、奇岩と峡谷の国立公園   第043号  ■ □                               □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  みなさん、こんにちは。hal-9000です。  本日は、新年早々、汚い話ですみませんが、トイレのない場所で用を 足す時のルールについてご説明します。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌───────────┐ │自然の中で用を足す場合│ └───────────┘  トレッキング中などに、近くにトイレがなく、しかしトイレに用事が あることも、当然ありますよね。  トイレ以外の場所で用を足す場合には、いくつかのルールがあります。 ───────────────────────────────── (1)水源から離れること(まぁ普通)  水源とは、飲料水として利用する可能性のある水(川、池、水溜りな ど)であれば、全てが該当します。  国立公園などのトレイルの近くでは、小さな水溜りも飲料水として利 用しますので、あらゆる水から100m以上離れて下さい。  ウォッシュ(乾いた川)も、水源に類するものとみなされます。 (2)トレイルから離れること(言われなくても)  誰かが歩いてくる可能性のあるトレイルの近くで、用を足す人なんか、 いないと思いますが・・・。  といって、あまり遠くに離れるのも何ですので、木の裏などを利用す ると良いと思います。常識の範囲で大丈夫です。 (3)ソイルクラスターを踏まないこと(要注意)  トレイルから離れるということは、トレイルではないところを踏むと いうことでもあります。用を足す場合には、許されています。  その際、草花などは踏まないように誰しも注意すると思いますが、日 本人にあまり馴染みがない重要なものに「ソイル・クラスター」があり、 これを踏まないように注意しなければいけません。  ソイルクラスターとは、砂の中に住む微生物により、砂の表面が軽く 固まったようになっている部分です。表面が少し凸凹していて、微かに 黒緑っぽい色になり(微かに、です)、周囲の砂と違ってサラサラした 感じがありませんので、一度見ればすぐにわかります。  ソイルクラスターは、踏んでしまうと、再生するのに小さなものでも 数十年、大きく厚いものでは百年以上かかります。グランドサークルで は、厚くて大きい、見事なソイルクラスターが、トレイルのすぐ横に、 たくさん見られます。つまり、その部分は、ここ百年以上の間、誰一人 として一度も踏んでいないということです。一方、無残にも靴跡が付い てしまったものも、ちらほら見かけます(その靴跡は、筆者が生きてい る程度の短い間では、完全には消えないでしょう)。  ウォッシュや岩の上には、ソイルクラスターはありませんので、なる べくそういうところを歩くようにします(ただし、用を足す時は、ウォ ッシュや岩の上は駄目です)。どうしても砂の上を歩く場合には、ソイ ルクラスターになっていない部分を選んで歩きます。 (4)穴を掘って、後で埋めておくこと(まぁ普通)  砂の部分には、シャベルがなくても、つま先などで、簡単に穴を掘る ことができます。  穴の深さは、10〜15cmくらいが目安です。割と浅くて大丈夫で す。  これは大の場合だけだったかも? (5)ティッシュを持ち帰ること(えー、うっそー!?)  ティッシュは、埋めずに、持ち帰らなければいけません。  これが、日本人には一番馴染めない部分です。普通、日本人の感覚で は、あのティッシュを持ち帰る(捨てるまでの間はリュックに入れて歩 く)なんて、あり得ませんよね。  でも、アメリカ人は(というかアメリカの国立公園を訪れる全ての人 は)、ちゃんと持ち帰っているのです。我々も、我々の常識に従うので はなく、現地の人のやり方に合わせなければなりません。  このため、密封できる小さなパックを持っていると便利です。筆者は 名刺よりも一回り大きいくらいの密封パックを、100円ショップで買 って、たくさん持って行きます。このパックは、フィルムや電池などの 整理、雨で濡れては困るものの保管などにも、役立ちます。  この安価なパックでも、匂いが漏れることは全くありませんでしたが、 気になる人は、もう一回り大きいパックも持っておき、二重にすると、 さらに安心だろうと思います。  因みに、普通は、レジ袋などを使うそうです。空気を良く抜いて、き つくしばっておけば、匂いは全く漏れないそうです。これも、二重にす れば、さらに安心でしょう。  これを捨てるための専用のゴミ箱が、トレイルヘッド(トレイルを歩 き始めるところにある駐車場など)の多くに、用意されています。 ─────────────────────────────────  なお、上記は、キャニオンランズ国立公園でのルールです。  公園により、ルールは微妙に違うことがあります。しかし、だいたい 似たようなものだと思います。  ところで、全くの余談ですが、登山業界(?)では、大きい方をする ことを、「雉(きじ)を撃つ」と言います(^^)。  例えば「ちょっと雉撃ちに行ってくる」とか、「山田はどこ行った?」 「あぁ、あいつぁ雉撃ちだ」なんて感じで使います。 ───────────────────────────────── ┌──────┐ │本日のまとめ│ └──────┘  ソイルクラスターを踏まないこと。  使用済みティッシュを持ち帰るための密封パックを用意。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌────┐ │次号予告│ └────┘  次回は、たぶん、キャニオンランズ国立公園のニードルズ地区の話が できると思います。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌───────────────────┐ │米国西部、奇岩と峡谷の国立公園について│ └───────────────────┘  米国西部には、グランドサークルと呼ばれる、奇岩、峡谷の多い地帯 があります。  ここには、鉛筆を立てたような岩、アーチやブリッジ(どちらも橋)、 大きな丸い岩が今にも落ちそうに高い所に乗ったもの、形の整った岩、 整っていない岩、空がほんのちょっとしか見えない深い峡谷、見事な絶 壁、雄大な景観などが、たくさんあります。  グランドキャニオンは有名ですが、アーチーズ、キャニオンランズな どは、日本では今一つ有名ではありません。また、国立公園以外の場所 にある面白い岩などは、「地球の歩き方」にさえほとんど載っていませ ん。そういう見所をご紹介します。  この地域は、とても面白いです。素晴らしい経験ができます。ぜひと も、日本人の訪問が増えて欲しいと願っています。  登録・解除はこちらから   http://www.mag2.com/m/0000245249.html  過去の号はこちら   http://archive.mag2.com/0000245249/index.html  ホームページ:http://www.hal-9000.org   奇岩峡谷については、まだちょっとしか掲載していません。   抽選で天体写真プレゼント実施中。この地域で撮った写真がたくさ  んありますので、ぜひご応募下さい。  連絡先メール:mag@hal-9000.org   ご意見、ご感想、ご質問は歓迎します。   必ずしも返信するとは限りませんので、ご了承下さい。   頂いたご意見等は、メルマガで紹介させて頂くことがあります。   ペンネームをなるべくご記載下さい。  間違いだらけの天体望遠鏡選び(姉妹誌)   http://www.mag2.com/m/0000193166.html  天文趣味を始めてみよう(姉妹誌)   http://www.mag2.com/m/0000193171.html  一日一問、難問ナンプレ(姉妹誌)   http://www.mag2.com/m/0000193285.html ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
           
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