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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □                               □ ■      米国西部、奇岩と峡谷の国立公園   第015号  ■ □                               □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  みなさん、こんにちは。hal-9000です。  危険な動物の3回目です。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌─────────────────────────────┐ │(3)大型動物で、遭うと本当に危険だが、滅多に遭わないもの│ └─────────────────────────────┘  これが、最も気になる動物でしょう。  これに該当する動物が、実は何種類かいます。 ─────────────────────────────────  そのうち、グランドサークルで最も危険なのが、マウンテンライオン です。  マウンテンライオンとは、日本語(?)でいうとピューマです。クー ガーともいいます。  このほか、アメリカライオンとか、現地では、単にライオンと呼ばれ る場合もありますが、マウンテンライオンと呼ばれることが一番多いよ うですので、ここではそう呼ぶことにします。  豹(ひょう)やチーターに似た感じの中型の猫科の動物で、ライオン や虎などよりは小型です。  体には、豹や虎のような模様はなく、まさにライオンを小さくしたみ たいです(ただし「たてがみ」はありませんが)。  マウンテンライオンは、肉食であり、人間を襲って食べる可能性もあ りますので、遭うと大変に危険です。  しかし、まず滅多に、遭うことはありません。  聞くところによると、全米で、マウンテンライオンに遭って死んだり 怪我をする人は、年に1人いるかいないかだそうです(カメラマンに聞 いた話ですので、あまり確かな情報ではありません)。  北海道でヒグマに遭う確率よりも、ずっと低いと考えて良さそうです。  現地のカメラマンなど、この地域に頻繁に来ている人達は、マウンテ ンライオンに遭うことなんか、誰も気にしていませんでした。  一人は「Very very rare.」だと言っていました。 私は英語には詳し くありませんが、アメリカ人がveryを2回言うのは、かなり強い表現だ と思います。  他に「ここでマウンテンライオンに遭う確率よりも、ここからモアブ の町までの間(30キロくらい)で交通事故で死ぬ確率の方が、ずっと 高いよ」と言っていた人もいました。  でも、アーチーズなどの国立公園には、「マウンテンライオンに注意」 などの看板が出ていますので、ちょっと気になりますね。  Wikipedia によると、住民の大人が被害に遭ったことは、歴史的にほ とんどないそうです。ただし、人間の子供、家畜などは、継続的に被害 に遭っています。  Wikiに載っていたのは、おそらく、マウンテンライオンの縄張りの中 に住んでいる居住者の話だろうと思われます。居住者ではなく、砂漠な どを歩いている人に対しては、被害があってもおかしくありません。  マウンテンライオンは、自分の体重の数倍もある大きな動物(鹿など) も、襲って食べるそうです。鹿よりは、人間の方が獲りやすいでしょう。  アーチーズの看板には、「もしマウンテンライオンに遭ったら、戦え」 と書かれています。  実際、ナイフで切り付けるなどして、マウンテンライオンに襲われな がら撃退した人が、何人かいるそうです。  マウンテンライオンは、木や岩の上から飛び掛ってくることが多いそ うです。  ただし、岩の影に身を潜めて、ダッシュで襲い掛かることもあるそう ですので、木や岩がなくても安心はできません。  映画「2001年・宇宙の旅」でも、冒頭、マウンテンライオンのよ うなものが(豹でしたっけ?)、岩の上から、類人猿に飛び掛るシーン があります。  あれは、どうやって撮ったんでしょう?  以前、東南アジアだったと思いますが、虎が出る村で、虎は後ろから しか人を襲わないため、後頭部に顔の絵を描いた帽子を皆が被っている、 というのを、テレビで見たことがあります。  マウンテンライオンも、後ろからしか襲わないのだと、顔の絵の帽子 が効くかもしれませんね。 ─────────────────────────────────  熊の仲間も、米国には住んでいます。特にグリズリーは、ヒグマより も危険です。  ただ、コロラド川流域の砂漠地帯では、熊の話は全く聞きません。砂 漠地帯は、見るからに、熊のエサがなさそうです。  しかし、緑の多い、ザイオン、ブライスキャニオンなどでは、注意し た方が良いかもしれません。  筆者は、米国東部ですが、グレートスモーキーマウンテンという国立 公園で、熊の子供を見たことがあります。周囲の人は、小熊の頭をなで たりしていましたが、私は親熊が近くにいるのではないかと心配で、ち ょっとだけ頭をなでた後、車に片足をかけて「すぐに逃げられる体制」 で見ていました。  結局、親熊は登場しませんでした。  熊の仲間は、人間に遭うことを、熊の方から嫌いますので、人間がい ることをアピールしておけば、出てくることは通常ありません。  人がいることのアピールとは、例えばリュックに鈴をつけておく、な どです。  ただし、例外として、空腹の熊は、食べ物の匂いがすると、人間に遭 うリスクを冒して、食べ物を取りにやって来るそうです。  たいていは、夜、人間が寝静まってから来るようですが。  ヨセミテでは、食べ物の匂いのするゴミのために、熊が開けられない 構造のゴミ箱が用意されていました。  万が一、熊に遭ってしまった場合、寝たふりはいけません。逃げるの もいけません。後述の道具を持っていない場合には、ジーっと睨み続け、 話し掛けたりして、熊が飽きて立ち去るのを待つのが良いようです。  一つ、熊に遭ってしまった場合に、熊を撃退できる道具があります。 それは、ビーチマットやゴザのような、広げると大きいものです。新聞 紙や寝袋でも、うまく広げれば効果があるかもしれません。  熊は、自分よりも大きなものを嫌いますので、マットをバサバサーッ と広げながら立ち上がると、嫌がって逃げていきます。これは、実験の 様子をテレビで見ましたので、確実です。  ただし、これは、日本での知識です。アメリカの熊も同じだとは思い ますが・・・。ただ、アメリカの熊は大きいですので、マットを持って 立ち上がっても、サイズが足りない可能性があるかもしれません。 ─────────────────────────────────  もう一つ、これもコロラド川にはいないと思いますが、アメリカには ワニがいます。  例えば、ミシシッピ川とか、フロリダ州の川全般には、ワニがいます ので、川には近づけないそうです(流域によるかもしれませんが)。  ワニを避ける方法や、ワニに遭ってしまった場合の対処方法は、筆者 は知りません(^^;)。  ワニは、水の中では、目だけを水面から出し、波などを立てずに泳ぐ そうですので、素人には見つけにくいと思います。周囲を見回して「こ こにはワニはいない」と判断するのは、危険だと思われます。  ただ、ワニは、陸上ではあまり速く走れなさそうですので、ワニが出 たら逃げれば済むかも?  水の近くで、いきなりガブッとやられるのが、一番恐いです。 ─────────────────────────────────  あと、危険、というほどではありませんが、ハンドバックを盗られた りする動物として、猿がいます。  日本では、各地で猿が出没しており、ハンドバックや食べ物を盗られ ていますよね。  筆者が良く行く所では、志賀高原と木曽御岳山で、行けば3回に2回 は猿を見ます。それ以外のところでも、見たことは何回もあります。  アメリカには、猿はいるでしょうか・・・?あまり聞いたことはあり ませんし、筆者は見たこともありませんが。  余談ですが、拙宅(山梨県大月市)の近くの森に、先月から、リスを 大きくしたような、尻尾が太くて長い、猫くらいの大きさの、たぶん猿 だと思われる動物が、木の上にいます。  日によって、違う木に登っています。動きはモッサリしていて、まる でナマケモノのようですが、ぶら下がるのではなく、いつ見ても枝の上 に座っています。  これ、何という猿(または猿以外の動物)でしょうか?日本の野生動 物ではないような気がするのですが。イメージとしては、マダガスカル やタスマニアあたりにいそうな感じです。 ─────────────────────────────────  また、これも余談ですが(アメリカにはいないと思いますが)、アフ リカ大陸で、毎年一番多く人間に被害(死者)を出している野生動物は、 カバだそうです。  カバは、縄張り意識が強く、また強度の近眼です。そのため、何かが 近くにいると、縄張りを侵す敵だと勘違いして、襲い掛かるのだそうで す。  カバには大した武器はありませんし、足も動物としては遅いのですが、 人間よりは速いですし、なにしろあの体重ですので、襲い掛かられたら 人間なんかひとたまりもありません。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌────┐ │次号予告│ └────┘  動物の話は、次回が最後です。  その後、各国立公園、州立公園について、駆け足でざっとご紹介しま す。その最初は、Zion(ザイオン)です。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ┌───────────────────┐ │米国西部、奇岩と峡谷の国立公園について│ └───────────────────┘  米国西部には、グランドサークルと呼ばれる、奇岩、峡谷の多い地帯 があります。  ここには、鉛筆を立てたような岩、アーチやブリッジ(どちらも橋)、 大きな丸い岩が今にも落ちそうに高い所に乗ったもの、形の整った岩、 整っていない岩、空がほんのちょっとしか見えない深い峡谷、見事な絶 壁、雄大な景観などが、たくさんあります。  グランドキャニオンは有名ですが、アーチーズ、キャニオンランドな どは、日本では今一つ有名ではありません。また、国立公園以外の場所 にある面白い岩などは、「地球の歩き方」にさえほとんど載っていませ ん。そういう見所をご紹介します。  この地域は、とても面白いです。素晴らしい経験ができます。ぜひと も、日本人の訪問が増えて欲しいと願っています。  登録・解除はこちらから   http://www.mag2.com/m/0000245249.html  過去の号はこちら   http://blog.mag2.com/m/log/0000245249/  ホームページ:http://www.hal-9000.org   奇岩峡谷については準備中。   抽選で天体写真プレゼント実施中。この地域で撮った写真がたくさ  んありますので、ぜひご応募下さい。  連絡先メール:mag@hal-9000.org   ご意見、ご感想、ご質問は歓迎します。   必ずしも返信するとは限りませんので、ご了承下さい。   頂いたご意見等は、メルマガで紹介させて頂くことがあります。   ペンネームをなるべくご記載下さい。  間違いだらけの天体望遠鏡選び(姉妹誌)   http://www.mag2.com/m/0000193166.html  天文趣味を始めてみよう(姉妹誌)   http://www.mag2.com/m/0000193171.html  一日一問、難問ナンプレ(姉妹誌)   http://www.mag2.com/m/0000193285.html ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
           
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