小沼光良のギネスビートル研究所、カブト虫の羽化観察セット(幼虫観察セット)




  •  カブト虫の羽化観察セットは、カブト虫の幼虫(通常はオスメス2頭ペア)を細長い容器に入れ、幼虫がサナギを経て成虫になるところを観察できるようにしたものです。
    •  サナギが成虫になることを羽化<うか>といいますので、このセットは「羽化観察セット」という名前にしています。幼虫観察セットと呼ぶこともあります。因みに、幼虫がサナギ(蛹)になることは、蛹化<ようか>といいます。
    •  カブト虫の幼虫は、地中の石などを壁として利用してサナギを作る性質がありますので、容器(石の代わり)の近くに作ることが多いです。そのため、容器の側面から観察できます。
    •  幼虫は、容器の中央近くにいると、見えません。端の方にいるときは見えますが、サナギと違い、いつも端の方にいる訳ではありません。
    •  蛹化するところや、羽化するところも、タイミングが良ければ観察できます。しかし、どちらも短時間で終わってしまいますので、たいていは気付いたら既にサナギや成虫になっています。羽化の最終段階の、角や脚がサナギから出る前の状態は、見られることが多いです。
    •  羽化の数日後に、成虫は自分で這い上がってきます。這い上がってきたら、餌を与える必要があります。

  •  容器は、たいてい、写真のもの(直径10cm、高さ20cm)を使いますが、時々、この容器が足りなかったり、幼虫の数や大きさに応じて、あるいは早い時期に作る時は大きな容器にするなど、状況により別の容器を使うことがあります。


  •  今年(2012年)は、いつもの容器(上の写真のもの)が入手できなかったため、これより一回り小さいもの(下の写真の左、太さは同じで高さが3/4のもの)を使っています。
    •  新容器の方が、むしろサイズ的にちょうど良いように思います(去年までの容器はちょっと大きすぎ)。ただ、特に大食いの幼虫がいた場合、マットが不足する可能性があります(旧容器では一応注意を書いたものの実際にはまずありませんでしたが、新容器だとどうなるか未だわかりません)。不足になっても、死んでしまうことはありませんが、マットを追加してやった方が大きく育ちます(大食い幼虫は、大きくなる素質を持った個体であり、実はとても貴重です・・・たくさん食べさせて大きく育てないと勿体無いです)。
    •  去年までの容器も、ほんの少しだけあります。
    •  大きな水槽のようなケースに、幼虫を10〜20頭程度入れたものも、ご希望があれば作成できます。
  •  左:2012年の新容器(900cc)

     右:旧容器(1200cc)


  •  その他、利用したことがある容器は、下の写真のようなものです。蓋の色などは違うものがあります
     左の細長い容器が標準品
       (2頭入り、1200cc)

     中央の太い容器は大
       (3〜4頭入り、1800cc)

     右のピンク蓋容器は特大
       (4〜5頭入り、2400cc)
     左の細長い容器が標準品

     右の大きいのが水槽容器
       (10〜20頭入り)


  •  この容器は、温室のような構造のため中がすぐに暑くなりますので、直射日光を避けて下さい。
    •  駐車している自動車の中なども危険です。人間がいられる室内であれば、人間にとってかなり暑くても、昆虫は大丈夫です。

  •  成虫になり這い出してきたら、別にエサを与える必要があります。
    •  昆虫ゼリーがお勧めです。ホームセンターや百円ショップなどで売っています。

  •  基本的には簡単に飼育できますが、若干の注意事項などがありますので、よろしければ下記の説明資料をご覧下さい。
  •       資料A: これだけは読んでね  Word( 50kB)
          資料B: 詳しく  Word(213kB)
          資料C: 産卵と次世代飼育  Word( 39kB)


  •  幼虫の産地は、次のとおりです。2010年から仕入れている滋賀県ものは、オスは大きな幼虫を選別してくれます(大きな幼虫は大きな成虫になります)。2011年からは、特大のみを送ってもらっています。
    •  2006年までは産地不明、大部分は拙宅で増やしたもの
    •  2007年は、全て静岡県産(天然物)
    •  2008年は、全て静岡県産(天然物+2007年の幼虫から拙宅で増やしたもの)
    •  2009年は、全て静岡県産(天然物)
    •  2010年は、オスは全て滋賀県産、メスは滋賀県産+茨城県産(全て天然物)
    •  2011年は、全て滋賀県産(天然物、とても大型です)
    •  2012年は、全て滋賀県産(天然物、とても大型です)

  •  作成したセット数
    •  2009年までは記録なし
    •  2010年は、143セット+大〜水槽ケース少々
    •  2011年は、約70セット+大ケース約10個+水槽ケース約6個
    •  2012年は、104セット+水槽ケース(作成中)